「Bluemoment」

2019 30P  [京都日本画家協会 第7期展」 京都文化博物館 


天気の良い日没直後(夜明直前)の10分間程、 辺り一面が蒼い光に包まれる現象のことです。 日本では「逢魔時」「大禍時」とも言われる時間帯ですが、 澄んだ美しい情景とは少し違うイメージになるので、 あえて英語名をつけることにしました。

1日の終わりは新しい日の始まりでもあります。心に樹々の隙間にうごめく「魔」達がいることに気づきもするけれど、ともに綺麗な蒼に包まれれば、悪さなどせずより良い明日への希望を持って眠りにつけることでしょう。

心の状態と外の風景がリンクした時、自分のこの世界の一部だったと思い出します。

美しければなお、忘れずとどめておきたいです。

日本画家 江原三保子

日本画家。江原三保子の活動、作品の紹介サイトです。 「人も自然の一部であることを実感し、伝えてゆくこと」 「今いる場所で、真摯に生きること」を大切に、伝統的な材料と技法で、植物や風景等、日本の四季の自然を美しい色彩で描いています。 1997年 青垣2001年日本画展にて兵庫県知事賞、2001年 松伯美術館花鳥画展(奈良)で優秀賞を受賞。その他、個展、グループ展多数。

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