「夏が降る」
2018 50F「第2回新日春展」 東京都美術館 / 堺市立文化館ギャラリー
百日紅はその名の通り、初夏から秋口まで長く咲き続けます。
触ってみると、ひよひよとはかなげで薄紅色の花びらなのですが、束になって咲くと結構なボリュームと迫力で、おまけにいい匂いもします。
朝晩涼しくなってきた空気の中で、紅葉し結実する変化を見せ出した姿に
夏の終わりを感じ、少し寂しい気持ちになりました。
それでも日々の中では様々な思いが生まれ、散って、積もってゆく。
それがこの花びらのように美しく柔らかい光を放つものなら、悪くはないなと思うのです。
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