「冬」

2013 30F 「京都日本画家協会選抜展」京都文化博物館

津市郊外に引っ越したのは冬。

海が見える丘の上から坂を降りて角を曲がり大通りに出ると、

忽然と現れたのは池のほとりの異様な風景。

すごい数の鳥が住みつきギャーギャーと鳴き、枝は糞で白く染まっている。

なんて寂しいところにきてしまったのだろうと呆然となりました。

3年後。

苦楽を共にすっかり親しくなった友たちと涙の別れをして、大阪に帰ってきました。

三重での日々を思い出す時、真っ先に浮かんでくるのは、友人達の顔と

毎日目にしていたこの風景です。

日本画家 江原三保子

日本画家。江原三保子の活動、作品の紹介サイトです。 「人も自然の一部であることを実感し、伝えてゆくこと」 「今いる場所で、真摯に生きること」を大切に、伝統的な材料と技法で、植物や風景等、日本の四季の自然を美しい色彩で描いています。 1997年 青垣2001年日本画展にて兵庫県知事賞、2001年 松伯美術館花鳥画展(奈良)で優秀賞を受賞。その他、個展、グループ展多数。

0コメント

  • 1000 / 1000