「夏が降る」

2018 50F「第2回新日春展」 東京都美術館 / 堺市立文化館ギャラリー

百日紅はその名の通り、初夏から秋口まで長く咲き続けます。

触ってみると、ひよひよとはかなげで薄紅色の花びらなのですが、束になって咲くと結構なボリュームと迫力で、おまけにいい匂いもします。

朝晩涼しくなってきた空気の中で、紅葉し結実する変化を見せ出した姿に

夏の終わりを感じ、少し寂しい気持ちになりました。

それでも日々の中では様々な思いが生まれ、散って、積もってゆく。

それがこの花びらのように美しく柔らかい光を放つものなら、悪くはないなと思うのです。

日本画家 江原三保子

日本画家。江原三保子の活動、作品の紹介サイトです。 「人も自然の一部であることを実感し、伝えてゆくこと」 「今いる場所で、真摯に生きること」を大切に、伝統的な材料と技法で、植物や風景等、日本の四季の自然を美しい色彩で描いています。 1997年 青垣2001年日本画展にて兵庫県知事賞、2001年 松伯美術館花鳥画展(奈良)で優秀賞を受賞。その他、個展、グループ展多数。

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